対話会の議事録マップ
環境問題マップ
エネルギー問題について語らう対話会の議事録を
つなぐマップで取ってみました。
関連するキーワードを橋で繋いで表現
参加達が自由に語らう内容からキーワードを拾って、地図の上に置いていきました。
「エネルギー問題」と一口に言っても、出てくる話は様々で、
なぜ、その話が出て来たのか?
他の話との関連はあるのか?
参加者たちにつど確認しながら、関係性のある話を橋でつないでいきました。
有識者たちは、ある程度の前提知識を共有しているので、ポンポンと思いつくままに話を展開していきますが、
前提知識のない素人が付いてくのはちょっと難しい。
けれど、地図で関連を整理していくうちに、
エネルギー問題を取り巻く課題にどのようなものがあるのかが、何となくわかってきました。

俯瞰視点で振り返り
対話がひと段落したところで、参加者たちに地図を見てもらい
「ココとココも橋が繋がっているね」
「ココは繋がっていた橋が切れてしまったんだよね」
そんなコメントをもらいながら、関連をさらに整理していきました。
そうして出来上がった地図を全員で見ながら、
「なるほどなぁ。ここは、どことも橋が架かりようがないんだね」
「そうか、橋の架かりようのない話は、どれだけ話しても平行線なのに、それに気づかず続けて不毛な対立を引き起こしてしまうのかもしれないね」
そんな感想が上がりました。
このように、対話会の内容を参加者たちが俯瞰視点で振り返ることができるツールとしても活用できます。

対立というのは、意見が異なることから生まれるのではなく、
自分の考えや事情を無視されて、無いものとして扱われることから生まれるのではないかと考えています。
つなぐマップを使って整理すれば、出てきた話をひとまず地図の上に置くことができます。
他の島と遠く離れているかもしれない。橋も架かっていないかもしれない。だけど、ちゃんと等しく存在しています。
存在を見える化して、そこから解決や共存の道を探していけるといいなと思います。